ごあいさつ
令和5年4月1日付で着任いたしました校長の川手文男です。本校のWebサイトを訪問いただき、ありがとうございます。
津島高校の一層の発展と飛躍のために尽くしてまいります。これからも本校の教育活動に格別のご支援をたまわりますよう心よりお願い申し上げます。
津島高校の歴史
本校は、明治33年開校の愛知県第三中学校と、大正4年開校の津島高等女学校の流れをくみ、昭和23年からは新制愛知県立津島高等学校として現在に至る伝統校です。
令和2年度には創立120年を迎えました。
愛知の県立高校として2番目に広い校地を誇り、松の老木や桜並木、津島市の天然記念物である榎の大木など緑豊かな環境にあります。正門の門柱は大正12年に造られ、平成29年、国の登録有形文化財となりました。これと同年に建てられた旧講堂は、本校の原風景として歴史の重みを感じさせます。創立110周年記念に新設された学習室「興学館」は旧講堂に隣接し、「智の館」として県内屈指の学習環境が整備されています。
津島高校の未来
現在本校は2025年度に発足する愛知県立の中高一貫教育校の第1陣としての整備を進めています。本県の中高一貫教育は探究的な学びの充実を目指していますが、特に津島高校では、課題発見能力と課題解決能力の向上を図るだけでなく、高い情報発信力を有する人材育成を進め、これまで以上に世界規模で活躍できる人材を輩出したいと考えています。本校は国内外での教育の先端を行く学校を目指しています。
こうした理念は順次在校生にも提供してまいります。
津島高校の今
本校は過去の実績と未来への希望を合わせもつ学校ですが、本当にいちばん大切なのは「現在」だと思います。それは、私たちが実感できる時間であるとともに、私たちの行為が直接反映できる現実の時間だからです。
そして現在は過去と未来をつなぐ時間でもあります。私たちは過去の事象に学ぶことで、未来を予想し、現在なすべきことを定めることができます。
そう、「津島高校の今」とは、今、津島高校で学んでいる生徒たち、そして、これから津島高校で学びたいと考えている人たちの毎日であり、今を生きる若者たちが主体的に作り上げる時間です。
夢を思い描き、理想に向かって積極的に行動することで、今、この時間は動き始めます。
津島高校での学び
本校は、高度情報化社会、グローバル化など変化の激しい社会をたくましく、そしてしなやかに生き抜くことができる人材の育成を図るために、その礎となる能力・資質や人間性を高めることを目標として、校訓「知・仁・勇」の精神のもと、バランスのとれた人材の育成、「文武両道」の実現を目指しております。
そのために、タブレットPCをはじめとするICT機器を積極的に活用し、学校全体での授業改善に取り組んでおります。また、土曜学習会、長期休業中や始業前、業後補習などの学習環境も充実しています。
本校の特色のひとつはグローバル教育です。平成19年度より国際理解コースが設置され、オールイングリッシュで過ごす合宿やオーストラリアやタイでの語学研修を行っています。タイのワットスッターラム校とは姉妹提携を結び、交流活動を続けています。
また、生徒による地域文化や歴史の発信、地元小中学校への出前授業など、地域と連携した取組みも推進しています。こうした高いレベルでのグローバル教育により、広い視野を持ちながら各分野において活躍できる逞しいリーダーの育成を目指しています。
進学面では、多くの生徒が京都大学、一橋大学、大阪大学、そして名古屋大学などの国公立大学や難関私立大学を中心とした進路実現を果たしています。
部活動や学校行事も盛んで、多くの部が県大会出場を果たしています。毎年9月には、本校の伝統行事「三稜祭」が3日間の日程で開催され、大変な盛り上がりを見せています。
生徒も教職員も津島高等学校の一員としての誇りと責任を感じながら今日も生き生きと学校生活を送っています。
今後も本校における教育活動の充実発展のために、より一層のご理解とご協力をたまわりますようよろしくお願い申し上げます。
校長 川手 文男